幸運術士 あん茉莉安の こころと未来を開く手帖

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忘れないでいたい「触れる」の効果と心理学

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相手に触れること……

そこには、絶大な効果と、心理学的な側面が潜んでいます。たかが「触れる」ということに過ぎませんが、それは「距離を縮める」ことなのです。

大人と触れあい

大人になると、他人と触れあうのは非常に珍しい機会! という感じになってきますよね。大人どころか、中学生や高校生くらいになると、他人と接触するというのは、何か特殊なケースでないと滅多に訪れないような……。

しかし、大人になってからでも、他人と触れあうことは、他人との距離を縮めるのに大きな効果をもたらします。ビジネスシーンでの、初対面での握手。何かが成功したときのハイタッチ。それらは親愛の情や、仲間意識を育むためにとても有効です。

昔は、仕事終わりに飲んで、肩を組んで帰る……などということがありましたが、昨今激減しているそうです。これも、職場の仲間意識を育てるには良い方法だったはずですよ。逆に最近では、運動会などをする職場もあるそうで、これで触れあいの機会ができれば、仲間意識につながるところは大きいかと思います。

恋愛と触れあい

恋愛においては、触れあいは「ボディタッチング」という手法として紹介されることもあります。意中の相手から注目される方法のひとつは、さりげなくタッチすること……というアレですね。

異性からタッチされることは、その相手を「恋の相手」として認識する充分な要素になり得ます。その分だけ親愛の情が沸き、共感できる気持ちになるのです。

育児と触れあい

私が非常に重要視したい、して欲しいと考えるのはココで、もちろん人間関係全般、そして恋愛にも効果のある触れあいですが、人間を育てるということにおいては最大級の効果をもたらすと考えられます。

逆に、ピンチなのが、充分に触れあわずに子育てを終えてしまうパターンです。自立の早い子、甘ったれではないと思われてきた子、下の子が生まれたために、親との触れあいを失った子。あるいは、子どもに触れるのが不得意な親を持った子。

親と、あるいは大人との親密な関係や、信頼度をあらわす、ひとつのバロメーターが、触れあい方、その頻度です。色々な理由で、大人と触れあう機会の少なくなった子どもは、周囲の大人のことを信頼できないまま大人になってしまう可能性も……。

結果として、人間関係の築き方に問題を抱え、解決できない子ども。あるいは、大人になった自分自身と向き合うことができない人。そんな子が育つケースもあるわけです。

私も一人の、子育てをする立場として、子どもと触れあうことは大切にしなくてはならないと思います。同時に、教育現場に携わる方、どんどん子どもたちに触れ、頭を撫でたり肩を叩いたり、それらを、子どもの心に近づくテクニックのひとつとして、活用すると良いと思います。

げんに、3歳5歳の小さな子どもを育てていてさえ、触ってやるとよく言うことを聞く……という側面はある、と感じられますよ。もちろん、触ればなんでも言うことを聞くわけではないですが(笑)、説教をするより有効な部分もあるというのが実情です。

 

触れることに年齢制限はありません。セクハラはいけませんが(笑)是非、人との距離を縮める手段のひとつとして、「触れる」ことを活用してみてくださいね。

 

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