こんにちは。
横浜タロット占い師、あん茉莉安です。
多くの場合育児において、あるいは会社など社会的な場面において、「不快なことがあるとどうしても怒鳴ってしまう……」というお悩みをお持ちですか?
前回、あるいは前々回の記事でお話しましたが、(下記参照)
叱ると怒るは同じこと!まっすぐな子を育てるために覚えておきたい正しい叱り方、怒り方 - しあわせタロティストあん茉莉安の こころと未来を開く手帖
子どもが嘘をつくのなら……厳しく怒っていませんか?逆効果の教育を卒業しましょう - しあわせタロティストあん茉莉安の こころと未来を開く手帖
何か改善したいものがある状況下において、「怒鳴る」という方法は決して良い結果を生みません。
むしろ、状況を悪化させることがほとんどであるということは多くの方が感じていることでしょう。
しかし、それならばなぜ、怒鳴ることがやめられないのか……? そこには、心の深いメカニズムが隠されていることがままあります。
今回は、どうしても怒鳴ってしまうのはなぜなのか? そしてそれをやめるためには、どうしたら良いのか、という解決法を考えていきましょう。
怒鳴ってしまうのはなぜ?
あなたにとって、都合の良くない「何か」が起きたとき、ついつい怒鳴ってそれを解決しようとしてしまうのは、なぜなのでしょうか?
その理由は、いくつか考えることができます。挙げてみましょう。
①あなたの性格
あなたの性格が、「カッとなりやすい」「熱しやすく冷めやすい」「潔癖」「正義感にあふれている」「非常にプライドが高い」等の場合には、トラブルを解決するために大きな声を出してしまいがちです。
冷静さに欠け、動揺しやすいタイプの人も、怒鳴りやすい性格と言うことができるでしょう。
ちなみに、星座で言うと、熱しやすい牡羊座、潔癖の気が強い乙女座、プライドの高い傾向の強い獅子座や、直情的傾向の強い射手座などがコレに当てはまるかもしれません(全員ではありませんが)。
②人から相手にされていないという不安や経験がある
他人から相手にされなかった経験を持っていたり、相手にされていないのが現状だったり、あるいは相手にされないのではないか……という不安(大半は、経験に基づく不安)があると、なんとかこちらを向いてもらおうと大きな声を出す傾向が見られます。
たとえば、幼少期に人から無視されたり、ないがしろにされた経験を強く記憶している場合には、子どもが生まれても「みんなから置いていかれている」という意識が強いため、「みんな」の中に自分の子どもさえも含めてしまいます。
特に、幼児は親の言うことを聞きませんから、「無視されている!」「相手にされてない!」というトラウマを的確に突いてくるのです。
そこで、「無視させまい」という心理から大きな声で怒鳴ってしまいます。
しかし前にも述べましたように、これは逆効果を生み、子どもがかえって親を無視する原因になることがあります。
子どもの反抗的な振る舞いが、さらに親を怒鳴らせ、あとは坂道を下るようにエスカレートしていくことが予想されるでしょう。
①②タイプいずれも、自分の子どもだけではなく、職場で部下に怒鳴ったり、近所の人やママ友との間でトラブルを起こす可能性もありますね。
③自分自身が怒鳴られて育った経験がある
幼少期、親から怒鳴られて育つと、自分に子どもが生まれたときに、その子を怒鳴ってしまう確率はどうしても高まります。
怒鳴られたことによって、親の言うことを否応でも聞かなくてはならなかった……そのような経験を持つ人ほど、子どものことを怒鳴り、親の言うことを否応にでも聞かせようという態度に出がちです。
このようなケースでは、「本当は怒鳴るのは良くない」「子どもを怯えさせている」という自覚を強く持っている親も多いものです。
自分の親のように、怒鳴る育児はしたくない……と思っていたのに、いざとなれば口が勝手に怒鳴ってしまう(?)という経験をお持ちの方も多いでしょう。
これは、どうしたことかというと、心の奥深くに存在している幼少期の記憶がそうさせているのです。頭ごなしに怒鳴られた、押しつぶされた、辛かった、悲しかった……そんなあなたの、いわゆるインナーチャイルドの叫びでもあります。
頭では怒鳴ってはいけない、優しく言って聞かせなければ……と思っているのに、心の中の違うあなたが叫びます。
「そんなのはずるい。私はそういうことをしたら怒鳴られた。ひどく叱られた。私は怒られたのに、この子は同じことをして怒られないなんて、ずるい。そんなのはひどい」
そんな心の動きや、経験が、あなたを怒鳴らせていくことが多いのです。
③タイプの人は、子どもには怒るけれど、職場で、あるいは友人相手には怒鳴ったりせず、むしろ無難な人間関係を静かに築いていることが多いでしょう。
「怒鳴ってしまう」の対処法
①~③、どれにおいても、ただの「性格だから」では済ませたくないのが、怒鳴るという行為ですよね。
「どうしても怒鳴ってしまう……」これは、どうやったら解決に導くことができるのでしょうか。その方法をいくつかご紹介します。
怒鳴りそうになったらその場を離れて深呼吸!
怒鳴りたい! というときは、心がカーっとしていますので、非常に衝動的になっている状態です。
そんなときは応急処置として、「その場を離れる」ことが有効!
たとえば子どもを怒鳴りつけてしまいそうなら、一旦トイレに行って深呼吸をし、「怒鳴りつけるよりも話をしたほうが効果的」であるという鉄則を思い出しましょう。
慣れると、深呼吸だけで解決できるようになることが多いです。
一人の時間に瞑想を行う
カーっとしたら、その場を離れる余裕すらなくなってしまう……
大丈夫。怒鳴る人は、それが当たり前です。むしろ冷静にその場を離れることができる人のほうが少ないでしょう……。
そして、怒鳴り終わった後や、一人ぼっちで怒鳴るネタなんてない時間にも、怒鳴ったネタを思い出して一人悶々とするようなことも、多くありませんか?
一人の時間に瞑想を行い、心を落ち着けることに慣れてみましょう。
一朝一夕では結果は出ません。1回、2回行って効果がないからといって、諦めずに、半年、1年、2年と繰り返すことが重要です。
そうするうちに、カーっとすること自体が少なくなっていきます。
先述した、怒鳴ってしまう原因のうち①であれば、ほとんどがこのレベルで落ち着きを取り戻すことができるケースが多いでしょう。
ただ、②、③のケースでは、瞑想だけでは効果が不十分……というよりも、瞑想状態に身を置くことが上手にできない可能性もあります。
心を落ち着けるセラピーを受ける
怒鳴る原因が自身のインナーチャイルドや、トラウマにある場合は、ただ瞑想をするだけではなかなか「怒鳴ってしまう自分」を落ち着けることは、難しいかもしれません。
どんなに瞑想をしても、心の中の荒れ狂っている部分を癒してあげないと、次のステップに進むにも、柵があって進めないような状態になってしまうからです。
このような時に役に立てるセラピーには、例えばレイキによるヒーリングセッションや、インナーチャイルドセラピーなどがあります。インナーチャイルドセラピーには、レイキなどスピリチュアルなものを媒介とするものと、心理カウンセラーによるスピリチュアル色の全く無いものとがあります。私はレイキヒーラーとして、また心理カウンセラーとして、どちらの施術も可能ですが、基本の路線は同じで、そこにレイキが媒介するか、しないかというだけの違いであることがわかっています。効果のほどで言うと、やはりレイキが介在したほうが、癒しのパワーが強く受け取れるのでおすすめです。但し、レイキは信用ならない、というようなマイナスの感情があるなら、通常の心理カウンセリングにとどめたほうが良いのかもしれません。(レイキは、信じない人にも効果を発揮するものですが、しかしやはりシンジラレナイものにお金を支払うのは誰しもいやですからね……)
私がお役に立てるセラピーのもうひとつは、パワーストーンセラピーです。あなたの心が必要としているパワーストーンをリーディングし、身につけられるようヒーリングを施すことができますが、ヒーリングにはやはりレイキが介在します。パワーストーンの場合は、セッション後もいつでも身につけ、ヒーリングのパワーを受け取れるというメリットがありますね。
もちろん、パワーストーンとレイキのセラピーを組み合わせて受けることも可能です(詳しくはお問い合わせください)。
私がお力をお貸しできないセッションの中には、退行催眠といった方法もあります。
いずれかのセラピーの力を借りることで、「どうしても怒鳴ってしまう」は解決できる可能性があることも忘れずにいてくださいね。