この前、連続テレビ小説の始まったばかりのやつ「まんぷく」を見ていましたら、
浦ちゃん……じゃなかった、世良勝夫という営業マンの役をしている桐谷健太さんが、主人公に求愛する方法でかなり悩んでいる立花萬平役の長谷川博己さんに、おでんやさんか何かで
「押して、押して、押しまくれやぁ~」
と、もはや絡んでいました(笑)
それを、俳優さんは役うまいなぁと思いながら拝見したわけですが。
「押して、押して、押しまくれやぁ~」は正解なのか?
ということを、多くの、特に男性はお悩みになることがあるかもしれません。
答えは?
結論から言うと、
これ正解です。
だから、
「押して、押して、押しまくれやぁ~」
ができない男性は、
結局彼女ができない、結婚できない
ということになりかねません。
なぜでしょうか?
それには、「陰陽のことわり」が深く関係しています。
男女の結婚確率を左右する「陰陽のことわり」とは?
「ことわり」は漢字で「理」と書きます。
つまり、「ワケ、理由」、「法則」という意味です。
陰陽には、人力では左右できない理屈、法則が存在しています。
これは、五體加持(ご祈祷)に
それ清めるを天とし濁るを地とす
陰陽交りて萬物を生ず
とうたわれたとおり、トランプが意地を張っても安倍がゴネても絶対に動くことはありません。
その陰陽のことわりで、男女関係において忘れてはならない原則は、
男=陽、女=陰
であることが第1で、その次には
陽=発、陰=受
であるということなのです。
陽は発射する性質を持ち、陰はそれを受け取る性質を持ちます。
これら2つが揃って始めて
萬物を生ず
なのです。
そしてこれらは、さきほども述べたとおり、逆立ちしてもひっくり返せるものではありません。
したがって、
- 発しない男
- 受けない女
は
- 萬物を生ぜず
となりかねない危険性をはらみます。
当然ここには、良い発し方と良い受け方とがあり、
- 恋愛(告白)
- 恋愛(継続)
- 結婚
それぞれのステージごとに、適した方法が違います。
だから、一筋縄ではいかないわけなのですが、今回のテーマは『まんぷく』にも出てきた、「恋愛(告白)」の部分ということになります。
「押して、押して、押しまくれやぁ~」=わりと正しい発射方法である
※つきまとうのとはダメですよ
『まんぷく』はこう見ると面白い部分があって、
主人公の福子(安藤サクラさんですね)に、しょっちゅう厨房の缶詰をあげちゃう(ダメだろ)男がいまして、しかしこの男は缶詰をあげるだけで、それ以上押していかないんですね。
デートにも誘わないし、好きだというそぶりも見せない。
完全な缶詰要員になっちゃってるんです。
これに対して、のちに福子の夫となる立花さんは、一度告白をしまして、どうやら脈ナシかもしれない……ということで一度は引き下がろうとするのですが、浦ちゃん(ちがうって)の
「押して、押して、押しまくれやぁ~」
を受けてもう一度押しに行くんですね。
もちろん、相手がその気でなければなかなかOKは出ないものかとは思います。
福子はこの時点で、立花さんにちょっと「いいな……」というのがあったので、割とすんなりOKを出しましたが、
2度が3度、4度ということもあるでしょう。
しかし、
「絶対に嫌だ!」
というのがない限り、
「ちょっといいな……」
が
「こんなに言ってくれるし……」
になることは、女性としては良くあることではないかと思います。
男性は受けない=追いかけられると逃げる
この点、男性の受け取り方はちょっと違うと思います。
なぜなら、発射体質の男性としては、相手から追いかけられると逃げたくなる性質を持っているため、女性もついつい同じだと考えてしまい、
「これ以上追いかけたら逃げられてしまう、嫌われてしまうのでは」
という心理が働いて詰めが甘くなる……という一面もあるようなんですね。
しかし女性とは元々の性質が違うため、とらえ方も少し違うことを認識すると、恋愛の成功率が高まるでしょう。
女性=追いかけられてほだされがち
女性は元々、発射されるものを受け止めたいという体質を持っているため、発射する側に決定的な落ち度(完全に女性の趣味から外れている、受け付けないタイプ等)がなければ、徐々にほだされる傾向が強いと言えます。
もちろん100%ではありませんし、男性側が趣味ではない、あり得ないという範疇に当てはまってしまう場合もあります。
この場合は、女性側から決定的な拒絶があったり、2年も3年もプッシュして関係が全く変化しない……というようなことになりますから、潮時を見て引き下がるのも男の器量でしょう。
陽性を持つ男性からの「発射」は重要
現在、恋愛関係のレクチャーなどを読んでいると、圧倒的に女性側に対して、男性を操作しましょう、優しく扱って立ててあげましょう、といったような記事が多いのですが、なかなか難しい部分もあります。
これらの記事は、男性をうまく乗せて発射させよう……と頑張る女性達の力になっているとは思いますが、それはそうと男性側が発してくれないことには……というものを常に感じるのです。
恋愛関係になる時、恋愛関係を継続させたい時、結婚……とステージは違いますが、いずれにしても男性側からの関係づくり、関係維持に対する努力は必要不可欠です。
女性には基本的に、受け取ることしかできなくて、
なかなか発してくれないために、発してもらおうと健気に頑張る女子達が腐るほどいます。
そうして、健気な頑張りがいつの間にか、女性からの発射に転化してしまい、結局恋愛がうまくいかないといったようなことも……。
桐谷健太さんの、「押して押して押しまくれや~」が、一人でも多くの男性に恋愛のヒントを与えてくれることをお祈りしています。