こんにちは、あんです。
そろそろ、クリスマスのプレゼント何にしよ……なんて考え始める時期ですね。
今回は、プレゼントにまつわる心理学、クリスマスプレゼントに
- どんなものを
- どんな感じで
贈ると、相手に自分のことを(さらに)好きになってもらえるのかな? ということをテーマに書いて行きたいと思います。
- 「とりあえず、なんかあげれば好きになってくれる」?返報性の心理は前提中の前提
- サプライズはあまり意味がない
- 金額よりも実用性が大事
- 意外と喜ばれている「体験型プレゼント」
- ペアアクセサリーは心理的に近づく魔法のアイテム
- 「自分勝手」が許されるプレゼントは、相当仲良しの相手のみ!
「とりあえず、なんかあげれば好きになってくれる」?返報性の心理は前提中の前提
プレゼントに関連する心理学でよく言われるのは、返報性の心理というものです。
結構有名なので、心理学用語として既にご存知の方も多いでしょう。
返報性の心理というのは、もらったものは返さねば! という種類のものですが、人間関係においては「ものをもらって、ものを返す」とは限らず、「ものをもらったから愛情で返さねば」という理論が成立します。
ただし返報性の心理が成立するためには、そのプレゼントを相手が気に入る必要があります。
つまり
「え……こんなプレゼント……」
と思われてしまうと、返報性もなにも
「返す必要ないっか♪」
となっちゃうわけですね。
こうなると表面上のお返しならばともかく、心は返報されてこないのがイタいところです。
ですから、返報性の心理はアテにせず、返報性の心理っていうのがあるんだ! くらいに思っておくのが無難ですね。
コストがかかると返報性の心理の効果は大きくなる
返報性の心理はただの前提だということをお話しましたが、それにしたって、そこにかかるコストが大きければそれなりの効果を生みます。
コスト=金額のみ、というわけではなく、労力とか、時間といったものもコストに含まれるので、
- 高額なプレゼント
- 料理や、ハンドメイド品(できがよければ。)
- 遠くから取り寄せたり、遠距離恋愛の場合に遠方から自分で運んだもの
といったようなものは大きな効果を上げることがあるでしょう。(金額が全てではないのですが)
サプライズはあまり意味がない
クリスマスプレゼントにはあまりないですが、プレゼントをするならサプライズがいいよね、相手も喜んでくれるよね! と思う人がいます。
が……
サプライズプレゼントは、「相手から好きになってもらえる確率」という意味で言えば残念ながら、確率が低いです。
そして、リスクが高いです。
サプライズプレゼントに欠けているもの
サプライズのプレゼントには、ワクワクの時間、待つ時間が、欠けてしまいがちです。
もらえるとわかっているプレゼントとか、予定がわかっているプレゼントの場合、
「もらえるの、楽しみだな!」
という感情が生じます。もらえるまでの期間を、ワクワクしながら待てるんですね。
すると、その時間はつまり、イコール、相手を想う時間で、相手をどんどん好きになる時間に加算されていきます。
サプライズのプレゼントにはそのワクワク感がないだけではなく、
- モノに対する不満(……なんでサプライズでコレ?)
- タイミングに対する不満(……なんで今日? よりによって今?)
など、様々な不満が加算されがちでリスクが高いと言えるのです。
金額よりも実用性が大事
返報性の心理の項目で、金額が大きければそれなりに相手を惹きつける効果がある、とは言いましたものの、実際には金額よりも実用性のほうがはるかに重要です。
考えてもみてください。
- 高価だけれど、全然役に立たないもの
- 安価だけれど、すごく役に立つもの
あなたなら、もらって嬉しいのはどちらでしょうか?
まあ、大体の人は、役に立つほうがいいな、と思うのではないでしょうか……(高価なものをもらっておいて転売するとかじゃなければ)
役に立つか、立たないかというのは、使い勝手が良いか、良くないかにも通じるところがあって、使い勝手が悪いものよりも良いもののほうが、たとえ安価であっても喜ばれる傾向にあります。
また、長く使えるものも喜ばれます。
プレゼントをあげるほうは、あげた時の華々しさとか、「わあ、嬉しい♥」みたいな瞬間を夢見てしまい、「実用品よりも華やかなもの……」なんて考えがちです。
しかし、しょっちゅう使うものであれば、使うたびにあなたの顔を思い出し、あなたの思いやりに相手はひそかに心の中で「♥」します。
長く使えるものであれば猶更、それは長続きします。
そして
(私にとってこんなに役に立つものを選んでくれるなんて……あの人ホント私のことわかってる! 素敵!)
という思考に至るわけです。
これが一時的にしか喜ばれない、役に立たないものであれば
(これどうしよ……全然使えないし邪魔くさいしもう捨てたいんだけど……なんでこんなモノくれたのよ、あのあんぽんたん!)
なんて思われて、あなたの印象まで悪くなるという寸法……。
したがって「相手をあなたに惹きつけるためのプレゼント」としておすすめなのは、安価でも、頻繁に、長く使えるモノなのです。
相手がどのような生活をしているかよく観察して
モノを的確に選ぶためには、相手がどのような生活をしているかをよく見るといいでしょう。
文具を使うのか? パソコンをめっちゃ使うのか? 趣味は何か? それに使う道具は?
今、どんなものを買おうと思っているのか、雑談がてらリサーチするのもいいですね。
意外と喜ばれている「体験型プレゼント」
プレゼントというと、ギフトボックスに入ってリボンがかけられたものを想像しますが、案外喜ばれるのが、モノは残らないけど楽しい思い出が残る、体験型のプレゼントなのだそうです。
例えば旅行とか、ディナークルーズとか。
滅多に行けない場所、予約がなかなか取れないお店、かねてからやりたいと思っていたこと等。
大切な人と一緒に体験をすることが、プライスレスの喜びになって残っていきます。
ただしサプライズになってしまうと、体験する時にちぐはぐの服装をしていたりして、悪い思い出になりかねないので
「クリスマスには○○へ行って××しよう!」
など予め予定を立てることをおすすめします。
体験の途中で、相手にお金を使ったり、ちょっとしたものを買ってあげてもいいでしょう。
ペアアクセサリーは心理的に近づく魔法のアイテム
特にクリスマスの場合、プレゼントの定番の1つが、ペアアクセサリーです。
恥ずかしいから無理! 等々と仰る方もいますが、心理学的にペアアクセサリーはオススメのアイテム。
相手と同じものを自分が身に付けている……という喜びもありますが、何よりも
「相手が、自分と同じものを身に付けたいと思ってくれている」(そしてまた、自分もまんざらではない)
ということが、心理的な一体感を生み出す効果を持っています。
パートナーへのプレゼントで、まだペアアクセサリーを試したことがないという方は、ぜひ検討してみるといいでしょう。
「自分勝手」が許されるプレゼントは、相当仲良しの相手のみ!
アクセサリーでもなんでも、相手にプレゼントを選ぶ時は、
「相手に似合うもの」
「相手が好きそうなもの」
と考えるべきであって、
「自分が相手に身に付けてほしいもの」
「自分が好きなもの」
をストレートにプレゼントして良いのは、相手と相当仲が良い場合のみであると言われています。
アクセサリーなどは、事前に相手と相談して決めるのもいいですね。
相談している間や、相談してから実際にもらえる間というのも、ワクワクが長続きして「相手を好きになる時間」が加算されていきますよ!

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