こんにちは、あんです。
「ブルーレース」という天然石について、
これは、カルセドニーなのかな? アゲートなのかな?
という疑問を抱くことがあるかもしれません。
実際、販売サイトには
大多数「ブルーレース」あるいは「ブルーレースアゲート」と書かれていますが、
一部、「ブルーレースカルセドニー」と書かれていることがあり、
「あれ? どっちが正解なの?」
という声も時々聞きますよ!
カルセドニー(玉髄)>模様つきの玉髄がアゲート(瑪瑙)
結論から言うと、
「ブルーレース」とは、水色と白の縞模様が見られる瑪瑙(めのう)のことです。
そして、瑪瑙というのは、模様がついたカルセドニー(玉髄・ぎょくずい)のことを言います。
カルセドニーは色が比較的付きやすい
まずカルセドニーについて、白はもちろん、ピンク、青、グリーンなど様々な色があることを知っている人は多いでしょう。
カルセドニーは、実は着色することも容易なので、天然ではない色のカルセドニーが売られていることは少なくありません。
しかし自然界にあっても色がつきやすく、例えば酸化鉄など、色々な自然の物質によって、様々な色あいを見せる魅力的な石です。
カルセドニーに縞模様がつくのはなぜ?
均一に色がついた場合には、ピンクカルセドニー、ブルーカルセドニーなどなど、単色の「カルセドニー」として扱われます。
ただ、カルセドニーは結晶が層状にできるケースがあり、この層の中に、金属など地中の成分が染みこみ、化学反応を起こして、色が付きます。
色が入るとアゲートと呼ばれる鉱石になるわけです。
カルセドニー同様、アゲートも紫や濃いピンクなどに着色されたものがよく販売されています。
ブルーレースに関しては、着色処理はされておらず、自然の色のものがほとんどです。
化学式は共通
カルセドニーもアゲートも、化学式としては
SiO2
という、共通のもので表すことができます。
つまり組成は同じなんですね!!
カルセドニーの中でもブルーレースアゲートの産地は限られる
カルセドニーは、色にもよりますが、非常に稀少な石というわけではありません。
世界的には、ブラジル、アメリカ、ウルグアイ、ロシア、アフリカ、中国などで産出しています。
ただし、ブルーレースアゲートに関しては、
- ブラジル
- ナミビア
- ケニア
といった一部の地域でしか産出しないようです。
どちらも正解ですがブルーカルセドニーと混同しないように
結論として、ブルーレースに関しては、ブルーレースアゲート、ブルーレースカルセドニー、どちらの呼び名も正解です。
一般的には単に「ブルーレース」、あるいは「ブルーレースアゲート」のほうがよく聞くでしょう。
ブルーレースカルセドニーと呼んでも良いですが、ブルーカルセドニーという縞なしのものもありますので、覚えておくといいですね!!
興味をひかれた方、面白かった!と思ってくださった方は、ぜひ▼ランキングバナーをポチっと押していっていただけたら嬉しいです★