↑先日、お天気雨のとき出ていた虹! うっすら二重です
先日、松屋銀座で「バブルデート福袋」なるものが発売されたとニュースで目にし、たしかに昔はあったな
「アッシー、メッシー、みつぐクン」
とぼんやり思い出しました。
バブル期と言えば私は小学生(笑)
ご存じない方も多いと思うので一応、解説をすると、
- アッシー→足になってくれる男。車を持っていて呼び出すと来てくれて送ってくれたり迎えに来てくれたりする
- メッシー→メシをおごってくれる男
- みつぐクン→ブランド品などを買ってくれる男
……っていうのがあったんだよッ! 昔はッ!
繰り返しますがその頃私は子どもでしたので、体験したことはないんですけどね。
映像イメージで言えば平野ノラさんの時代です。
そんなことを思い出しているうちに、でもアレ? と思い至りました。
男が、自分の魅力を女にアピールするのは、これ生物学的に実に自然なことですよね。
鳥だってオスは羽をみせびらかすし、メスに贈り物を運んでアピールする種もいる。
花も、オス花はメス花に比べて艶やかで美しく、自分の魅力を(まあこの場合は鳥や虫が相手ですが)アピールして子孫を残そうとする。
ライオンだってたてがみがあるのはオスだけ。
逆はほとんどありません。
つまりたまたま先日、このブログでもお話した
この話じゃ無いけど、オスとメスの構図は、押すために存在しているオス(ゴメンこれはダジャレじゃなくてです)と、受けるために存在しているメスなんであって、
……メスが異常にアピールする割にはオスが何もしない種族なんておるのかな? と思って調べてみると、メスのほうばっかり求愛するのはウミネコくらいしかいないようです(逆になんでや)。
お互いに求愛行動をする、という種族はいくらかいるようですね。
ただやっぱりメスだけというのは少ないなぁ……と思いながら調べていると、こんな記事を見つけました。
みんな一所懸命だけれど、やっぱりオスが頑張る傾向が見て取れます。
さて、それなら人間の祖先であるサルとかはどうなのかな? と思って調べて見ますと、圧倒的にオスがメスに迫る傾向が強いですね。
ニホンザルは顎クイをするらしいですよ!!(まじ?)
チンパンジーは声で求愛行動を取るそうです。
しかし、どっちみち、妙齢のメスからの積極的な求愛行動というのはあまりなく、オスからの求愛がメインのようです。
例外として、おこちゃまサル♀が飼育員男性(人間!)をものすごく好きになってくっついてしまうケースはあるそうですね。
なぜなら、若いメス(人間に換算すると女子高生とか)はサル群れではモテないのだそうです。
(わあ、アラサーに耳より……)
それで、オスザルはかわいがってくれないので、じゃあエサをくれるやさし~男、つまり飼育員さんに……
となっちゃうみたい。
まあでも、これだって立派な「みつぐクンがモテるパターン」じゃないですか???
となると、なんで現代の男性って、自分の魅力をちゃんとアピールしないんでしょう……?
人間の女性が男性に求愛する理由
ヒントの1つが、サルから進化した人間の女性が男性に対して求愛を行う理由にあると思います。
そもそも、多くの生物がオスからメスに対して求愛行動を取り、
メスがオスを選ぶ形式ができている……これには
「精子と卵子の数」という絶対的な数の差という理由があります。
変な話、オスはどの卵子でもいいから精子をあげて子孫を残したい。
逆に、メスは優秀な精子を選んで、優秀な子孫を残したい。
男は数で勝負、女は質で勝負をしているわけですね。
だから、女には男を選ぶ本能があり、男には選ばれようと努力する本能がある。
ところが、人間の場合、男性同士のポジション争いが、サルのように単純ではありません。
頭脳が発達することによって、どれがボスだとか、喧嘩強ければ良いとか、そういう単純な話ではなくなっちゃったんですね。
そこで、女性の側でも優秀な男性の取り合いみたいなことが起こり、結果的に女性も男性に恋愛アピールをするようになった、そういう文化が生じた。
これが、現状で考えられる、女性から男性への人間の求愛行動の根源です。
そして、そこにはもう一歩進んだ結果があります。それは……
男が求愛行動をサボるようになった
ということです!
仕事でもなんでもそうですが、難儀なことを相手がやってくれるのではないだろうか? と期待をすると、それが義務づけられたことでもない限り、サボり始める人がいます。
思うに恋愛については、このサボりが男性の間で蔓延してるんじゃなかろーか……。
キミたち、女性が恋愛に頑張ってくれるからって、男は頑張らなくてもいいと思っていないかい!?
優秀な男が選ばれるが「優秀」の意味は色々
あらためて、生物学的に女性が優秀な男性を選ぶのは当然の流れです。
もちろん男性の側にも優秀な女性を選ぶ権利があるわけなのですが、
それにしても、自分たちが常に選ばれる側にいることをもうちょっと意識したほうが良いと思うのです。
では、現代社会において、男性の優秀度を決めるのはどこなのでしょうか?
アッシー、メッシー、みつぐクン。
これらは過去バブルの時代に、経済力を誇示する男性の自己アピールと受け取られてきましたが、本当にそうだったでしょうか?
その根底には、(下心混じりだとしても)優しさがあると思いませんか?
だって、優しくなかったらできないよ。
好きな人の送迎、食事のおごり、そしてプレゼント……。
相手に尽くして、こちらを見てもらいたい。
それが、人間社会の、男性ができる優秀さのアピール、優しさのアピールだと思うのです。
既にバブルと呼ばれた時代は去り、日本人には過去のような財力はないのかも。
でも、優しさでカバーすることはできると思いませんか?
バブルの頃の、男性たちの自己アピールは、これからの男性たちの恋愛に何かのヒントをくれるような気がしています。
ちなみに結婚したって男は選ばれるんだからね!
「釣った魚に餌をやらない」という言葉があります。
こういう日本人男性は多いのです。(外国人については知らない)
つまり結婚しちゃったら、妻に尽くす必要はないという男性ね。
が
結婚後も、男性はパートナーの女性から審査され続けていると思ったほうが良いです。
まあ、ほとんどの場合、死ぬまで。
過去のように、男性がいなければ女性が生きていけない時代は終わってしまいました。
男性と一緒に家庭を営むことは、女性にとって非常に労力のいることです。
だから、そんな労力を費やしてまで一緒にいる価値がない、一人(あるいは子どもと自分)のほうが楽だ、楽しい! と女性が悟った瞬間から、審査落ちのカウントダウンは始まります。
相手から死ぬまで選ばれ続けるために、努力している女性はたくさんいます。
でも、同様の努力をしている男性は格段に少ないようですよ。
(もちろん、いますよ! できている人と、するつもりのない人との差が大きいですね)
今、パートナーのいる人や、ちょっといいなと思う異性がいる人は、ぜひ
自分の魅力をその相手に、存分にアピールしてみてくださいね。
ぼく、きみを送っていけるくらい優しいよ。
プレゼントを買ってしまうくらいきみが好きだよ。
きみが好きだから、食事はおごっちゃうよ。
いつもいつもではなくても、人間という生き物のレンアイに、そんなことがあって良いのではないでしょうか。