こんにちは、あんです。
昨今、芸能人がハマったとか何とかでもっぱらの噂になっているのが、子宮系スピリチュアルです。
過去のものかと思いきや、案外現在でも生き残っているらしいですね。
スピリチュアルと混ざりやすい医学、『子宮』
子宮は本来、医学の分野で冷静に分析されるべきものです。
しかし、子宮は生命の神秘を育むことのできる、唯一の器官でもあるために、得てしてスピリチュアルな視点から見られやすいと言えるかもしれません。
実際に、子宮崇拝は土偶の時代から行われてきたものです。
なにしろ、アニミズム(自然崇拝)の根本的な目的は、大自然の中で非常に弱い種であった人間の「生き残り」であり「種族繁栄」です。
作物の収穫を得て、生活が困らないようにすることはもちろん、1人でも多くの子宝を得て、種族として数を増やし栄えることもまたメインとも言える目的ですよね。
またさらに、訪れる死から、再生という形での生を望むのも、世界各地の古代祭祀に共通するテーマです。
陰宅風水という言葉もありますが、とりわけ過去の中国や沖縄において、墓所はそもそも胎内を模した形をしており、亡くなった人は子宮へと埋葬され、子宮から再生されることが望まれました。
少し意味合いは違いますが、寺院でも胎内巡りといったようなことが行われ、子宮とスピリチュアルとが切っても切れない関係にあるという側面は紛れもない地球の現実です。
医学ムックで取り上げられることのある子宮系スピリチュアル
子宮系スピリチュアルがなぜ、流行を見せたかと考えると、その根底には単なるスピリチュアルブームだけではなく、医学系の雑誌やムックでスピリチュアル的な子宮ケア方法が紹介されることも、その一因になっているようです。
女性の肉体の様々な不調の原因を子宮に求め(つまり子宮に罪を着せ)、医学系の本なのに、「悪い気が子宮にたまる」等の表現を使ってケアを促すものがあります。
健康法としてのヨガ、スピリチュアルとしてのヨガ
スピリチュアルと混同されやすいものがヨガで、確かに精神的な安定をもたらす側面もあることから、女性が頼ることの多い方法と言えるかもしれません。
あと……ヨガ的な軽い運動って、脳内物質になんかのいい影響(←専門的な話は省くw)があるので、メンタルに本当にいいんですよね!!
だから、スピリチュアル面も落ち着くし、運気も良くなるし、いい影響があるわけです。
だから、健康雑誌に出てくるヨガは、特に女性をターゲットにしているものは、スピリチュアル、メンタル安定みたいなことに関連づけて語られることが多いですね。
子宮系スピリチュアルで行われていること、その賛否
子宮系スピリチュアルと呼ばれるものにおいては何が行われるかというと、
- スピリチュアル的に子宮を大事にする
ということが、まあ、主眼になるわけです。
具体的には
- 布ナプキン至上主義
- 子宮を温めてデトックス
- オーガニック信仰
といった、割とありがちなところから、
- 高額セミナー(でたッッ!!)
- 子宮に入れるパワーストーン(パワーストーンを何だと思っとんじゃワレ)
まで、様々なことが行われているようです。
いや、入れるなよ。
(こんなに太字にしてまで私が怒ることありませんよ、まじで滅多に)
宗教っぽくなってきたものには注意
子宮というか、オナカを温めたり、オーガニック食材を採用することは、別に悪いわけではありません。
布ナプキンというのも、ケミカルナプキンに比べて体を冷やさないということで、そのほうが体調が良くなる人も多く、使えるアイテムではあります。
ただ、これらのことが「信仰」へと昇華されてきた時、それは危険な兆候と言えます。
セミナーも、普通の価格なら正常でしょう。
高額セミナー……それって、お布施ですよね?
まあ、こうなってしまう裏側には、現在のセミナーブームもあるのです。
「手軽にお金を儲けるためにはセミナー開け」
みたいな風潮があり、実際占い業界でも、これに乗っかってる悪徳占い師もいますからね(草)
あと、「稼ぎたいならセミナー」って堂々と言ってる「稼がせる講師」もそのセミナー代で稼いでますからね(←ここポイント)
セミナー代を支払って、稼ぐ方法を教えてもらって、教えてもらったほうは稼げず、セミナー講師だけが稼いでいる!
というケースがいっぱいあるんですよ。
話が逸れましたが、とにかくセミナーでも、価格が正常なものはともかく、
- やたら高いやつ(「そこそこ」を超えた「やたら」高い)
- 講師を神のように崇拝するタイプのやつ(金額も高い)
- 入れたらいけないものを入れてるやつ(あん先生おこ)
この3種類は正直危険だということです。
特にスピリチュアルは(子宮系を含む)、「講師=神」みたいな方向性に進むことがよくあります。
(……実は、ビジネスでも、これ、よくあるんですが、まあ、布施状態にはならないですからね……スピは布施状態になってしまうあたりがこれまた。)
講師、ただの講師ですから。
講師のくせに「私はみんなわかってるんデス」みたいに言い出す人はただの危険人物です。わからないことは、わからない。医療は、医療。
肉体の中に入れて良い種類のもの(滅多にないww)と、そうでない種類のものの区別もつかないようなのが講師で大丈夫なんですかね? という話なのです。
ジェムストーンヒーラーとして断言しますが、
パワーストーンはソコに入れても何の効果も発揮しないですよ~~~~(胡蝶しのぶ的発音でお願いします)
子宮系スピリチュアルの裏側にある女性の精神的なウイークポイントとは
子宮系スピリチュアルと深いつながりのある女性の弱み。
それは、私としては
- 妊娠願望
- 若さ信仰
この2つであると考えています。
結婚と出産、そして女性の生き方。
いわば年齢制限のある問題だけに、非常に難しいと言えます。
どれが正解とは言えませんが、それが深い悩みとなって、特に20~40代前後の女性の精神を圧迫していることは現実です。
また、日本は世界の中でも、女性の若さを尊ぶ風潮が強い文化風潮であることが知られていますね。
しかし老化は全ての人に訪れる運命であり、本当に大切なのは心身共に美しく老化していくことであると言えます。
それなのに、若さに留まることを世間から求められてしまう女性たちは、女性ホルモンの源とも言える子宮まわりを信仰することで、世間の要求に応えようとしているのかもしれません。
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