幸運術士 あん茉莉安の こころと未来を開く手帖

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私立小が初手で教える徹底した他者目線と思いやり

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私が小学校1年生のときの、非常に印象に残っている授業があるので書き残しておきます。

 

タイトルで「初手」と書いたとおり、この授業は1年生に入学して、ほとんど一番最初くらいの授業内容です。

自分の記憶では、おそらく入学2日目とかではなかったかと思います。

なぜその記憶を正しいと考えているかというと、この授業内容は「友達同士では意味が無い」からです。

記憶のなかで、周囲の児童はまだ友達ではなく「知らない人」のレベルで、授業内容をかんがみても「友達になった後」にこの授業をやっても意味がないので、やはり記憶違いではないと思います。

 

そんなことを前提として、どのような授業だったかというと……こんな内容です⏬

 

  1. 2人組みをつくって
  2. 一人が目を閉じて
  3. もう一人が手を引き、教室を出発。3階まである校舎をぐるっと二人で一周してくる

という3段階のプロセスをこなし、教室へ戻ってきます。

(ちなみに、一周が終わったら、役割を交換して再び教室を出発し、再度、校舎を回ります)

 

この授業をしたとき、先生がどなただったか忘れました!(……肝心なところを💦)

担任の先生かな……もしかすると教頭か校長といった立場の方だったかもしれません。

しかし先生が仰ったことは、おぼろげに覚えています。

 

完全に再現するのは難しいですが、覚えている内容を記録すると、以下のようになります。

 

一人は絶対に目を開けてはいけません。

これはお互いがお互いを信頼していなければ絶対にできないことです。

 

その授業を誰とどうやってこなしたか、私は覚えていません。

友達だったらとっくに思い出せたか、もしかすると授業内容そのものを忘れたかもしれませんね。

とにかく、一年生の子どもたち(なお3月生まれの私は6歳になったばかりでした)は、友達ですらない相手を信頼し、えっちらおっちら学校じゅうを周り、なんとかその授業をこなしたものと思います。

 

階段の上り下りがあります。

一人は目を閉じています。

安全に往来するためには、声をかけなければなりません。

では、どう声をかけるのか。

相手が足を出す、足を置く、その意図やタイミングを測り、恐怖の感情を感じ取り声をかけ、安心させてあげ、むろん自分が安全に通行しながら、他者の安全を確保する。

ついでに他の児童も同時にそれをやっていますから、わらわらと混雑しているとなれば、難易度はそれなりにあっただろうと思いを馳せます。

 

この授業には、まだ慣れない学校全体をめぐり、場所を覚えるといった意図もあるはずですが、それ以上に、相手の視点に立ち、相手の考えを読み取って対応できるようになる、という意図が大きいと拝察します。

 

「それも、全く知らない相手の」です。

 

大人の立場から考えると、たとえば家族など性格を知り尽くした相手が何をどう考えるのかはある程度読めるかもしれませんが、全く知らない人、初対面の人間の意図は読むのが難しいですね。

(と、考えることすらも大人の罠で、実は家族の意図すらもろくに読めていない人のほうが圧倒的に多いはずです)

 

相手の考えをできるだけ正確に把握するには、相手の目線に立つことが大切です。

ここで「自分がもし相手だったら、こう考える」ということは何の役にも立ちません。

「相手は、こう考えている」

ということを、相手の一挙手一投足、相手の醸し出すオーラから読まねばならない。

 

そしてこのスキルは大きくなって、大人になって、人生が終わるそのときまで、大変な重要性を持ちます。

ものごとをできるだけうまく運べるかどうかは、相手の考え方を把握できるかどうかに関わっているからです。

 

私立小といっても教育方針はさまざまで、どこの学校でもやっていることではないと思いますし、年度によってもやっていることが違うでしょうから、上記は単なる私の思い出。

でもそこから、大人になっても大切なことが何なのか見えてくる気がします。

 

人に信頼してもらうには、決して自分中心であってはならないということ。

 

自分を大切に、人に合わせすぎない、と言われる世の中だからこそ、「この状態で相手がどう考えるのか」をしっかりと把握できるといいのかなと思います。

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