こんにちは、あんです。
テレビを見る時は、大体
報道番組とクイズがメインです。
そんな中、最近非常に
印象深かったインタビューがありました。
これは数週間前に目にしたもので、
しばらく時間が経過した後でもよく覚えているので
私本当に、共感したのだと思います。
小学生のお子さん、男の子でしたね。
コロナ禍について、こう語っていました。
おうち時間とか、楽しそうな名前をつけて
楽しくないものを、ごまかさないでほしい。
このようなことを仰っていて
賢いお子さんだな、
というか、子どもはみな、このように
案外、肝心なところを見ていたりするよなー
と感じたのでした。
占いをしていてもそうなのですが
クライアントさまにとって、耳当たりのいい言葉と、そうでない言葉
というものが、どうしても、あります。
まあ、鑑定していて
いわゆる「いい結果」なら問題はないのですが
そうでない場合、どのように伝えるのか。
占いのマニュアルなんかがあるところだと、
ある程度耳当たりよく、お伝えをして
鑑定にもリピートしていただけると有難い
みたいな話になったりすることもあるのですが
私はあまりそういうのをお奨めしていません。
というのは、オブラートに包んでおいても
何の役にも立たない情報があると思うからです。
それってまさに「おうち時間を楽しもう！」
という謎のフレーズに、子どもが抱いている疑問と
同じものなんですね。
外に出たくて色々と遊び回りたい子ども達にとって
おうち時間というのは多分、そもそもが楽しくないものであって
「おうちで楽しめるね～！ よかったね～！」
みたいなものは、ごまかしなのでしょう。
だったら、
「今はコロナで、つまらんがやむを得ず家にいなくてはならんことになったッ！」
「ウゥス！」
「我々はこの窮地を切り抜けるため、おうちでなんとかストレスを解消する方法を見つけることにするッ！」
「ウゥス！！」
みたいなほうが、後がちゃんとできるんですね。
つまり、思い通りにならない状況を一度飲み込み、
その上で理知的に対策を立てていくことができるのです。
これが、「おうち時間は楽しいはず。楽しいよね？ 楽しいって言わないと裏切りだよ？」
的な展開に持っていったところで
表面だけが取り繕われ、
中身は何も伴わない、スッカスカのおうち時間ができあがっていくだけ。
そしてこれって、恋愛でも、
人生における別のことでも、
全く同じことだと思うんです。
まずは問題点がはっきりしていること。
いやむしろ、
状況に問題があるということが、はっきりしていること
というレベルかもしれませんが
問題が、まるで問題ではないかのように扱われ
とりあえずの安心感を得ることには
ちょっとメリットがなさすぎるんですね。
時には、ただ気持ちを癒やしていかなくてはいけない時
というのもあって、
そういう時は、表層から癒しを始める必要が
あるケースも存在します。
ただやはり、これだと
マイナスをゼロにする手段であって
ゼロを1にする手段ではないのかな、と。
ですから自分がいま、ゼロなのか、マイナスなのかによっても
必要なものって違うと思うんですけれどもね。
まあいずれにしても、
問題がある時には、ごまかすのではなくて
問題がありますよ、という状況から認識していくことは
何らかの形で前に進む、あるいは上に上がるという観点では
大切なのではないかな、と思います。
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