こんにちは、あんです。
今日は「稀少石」の1つ、スペクトロライトに焦点を当てて解説します。
スペクトロライトについては、このブログでも「ブラックラブラドライト」の項目で一度、軽くご紹介しました。
今回は(あえて、ブラックラブラドライトではなくて)スペクトロライトならではの気になるポイントに焦点を当てて、スペクトロライトの意味や効果、組み合わせ、扱い方などについて解説していきます。
- スペクトロライト=ブラックラブラドライトの別名?勘違い続出!「スペクトロライトとは何者なのか」
- 本物のスペクトロライトを選ぶには?
- ブラックラブラドライトとスペクトロライト、産地以外の違いは?
- スペクトロライトのイリデッセンスはなかなかカメラに写らない!なんで?
- おすすめ順!スペクトロライトの浄化方法
- スペクトロライトの対応チャクラ
- スペクトロライトには偽物あるの?見分け方は?
- スペクトロライトとおすすめのパワーストーンの組み合わせ
- スペクトロライトの産地
- スペクトロライトの結晶系・比重・硬度
- スペクトロライトは高額だけれどそれだけの価値のある石
スペクトロライト=ブラックラブラドライトの別名?勘違い続出!「スペクトロライトとは何者なのか」
スペクトロライトとは結局、何なのか?
ということについては、本当に(ハンドメイドのショップを中心に)誤情報が出回っているので、結構注意していただいたほうがいいのではないかな、と思います。
【正】スペクトロライト=フィンランドの「ユレマ」という都市で採掘されるブラックラブラドライトの一部
もったいぶっても仕方ないので、まずは正しい情報から確認しておきましょうね。
スペクトロライトというのは、産地限定のブラックラブラドライトです。
ブラックラブラドライトなのですが、産地が限定されています。
それが、フィンランドのユレマというところです。
ユレマについては、こちらのリンク先で詳しく解説しておきましたので是非ご覧になってください。
また、後述しますが、ユレマで採掘されれば全てスペクトロライトというわけでもないのがキモです。生成過程や輝きの度合いによってスペクトロライトとならないこともあります。
【誤】スペクトロライトについて実際に見られる、いくつかの誤った定義
スペクトロライトについては、いくつか誤った認識がネット上に出回っていますので、目にしたものについて記載しておきます。
×ブラックラブラドライトの別名がスペクトロライト
最も多い勘違いです。
ブラックラブラドライトなら、どれでもスペクトロライトだという表記をしている記事や、ハンドメイドショップの販売画面などがありますが、これは誤りです。
ユレマから産出されていないブラックラブラドライトは、スペクトロライトとは呼びません。
×主にフィンランドのユレマから産出される
「主に」ユレマから採掘される、としているサイトもありますが、「主に」ではなく「スペクトロライトの全てが」ユレマから産出されます。
ただし後述しますが、「ユレマ産のブラックラブラドライトの全てがスペクトロライト」というわけでもありません。ユレマで産出されても、鑑別の結果、スペクトロライトではなくブラックラブラドライトとなることもあります。
×虹色の輝きが出るラブラドライトがスペクトロライト
スペクトロライトの光沢はレインボーを帯びており、特に原石のスペクトロライトなどは虹色が非常に強いものが多いのです。
そして、スペクトロライトである以上、本体部分はブラックが正解。
黒地に玉虫色の輝き(イリデッセンス)が出るのが、最も品質の良いスペクトロライトと言えます。
このことが影響したのでしょう、ハンドメイドショップのラブラドライトの販売画面で
「ラブラドライトの中には虹色の輝きが出る玉もあります。これはスペクトロライトと呼ばれます」
といったような表記がなされているものを見かけるようになりました。
しかしこれは、地色がグレーのラブラドライトの場合は、完全に誤りです。
それはレインボーラブラドライトであって、スペクトロライトではありません。
※ちなみに、レインボームーンストーン=ホワイトラブラドライトです。ややこしいわクソッ
もちろん、スペクトロライトとはレインボーラブラドライトのことでもありません。
本物のスペクトロライトを選ぶには?
様々なスペクトロライトが存在している(?)以上、正しいスペクトロライトを選択するにはどうしたら良いのでしょうか。
まずは大前提として、スペクトロライトの定義が合っているかどうかですよね。
ショップの画面に
「ユレマ産です」
と書いてあればこれはかなり信憑性がありますよ。
ところが、一番多いのは
「スペクトロライトとは、ブラックラブラドライトの別名です」
↑これ↑なんです(^0^;)
そんな時は、それはスペクトロライトではなくて多分ラブラドライトだろうな……と思って購入したほうがいいでしょう。
スペクトロライトは鑑定書の出る鉱石
スペクトロライトは鑑定書が発行される種類の稀少石です。
ですから販売サイトにスペクトロライトの鑑定書などの書類写真が掲載されている場合、その販売サイトでスペクトロライトがしっかりと認知され、スペクトロライトと鑑別されたものを入荷しているという何よりの証拠となるでしょう。
↑ちなみに、こちらは私のショップのスクリーンショットです。
※右上の当店ロゴは偽造防止に重ねさせていただいているものです
元のは↑こちらのページですね。
写真にあるのは、当店の仕入先様が発行している品質保証書です。
発行元によって、鑑定書の書式は様々なのですが、「ある」ことが大切と言えるでしょう。
当店の場合、スペクトロライトだけのブレスレットなどをご購入の場合には、鑑定書も添付してお届けしちゃいます。
今回、上の写真の商品は1粒しかスペクトロライトが使われていないので、鑑定書はゴメンナサイ添付しません。(粒の数だけもらえないので(>_<))
同様の事情で、商品には鑑定書がついてこないけど、販売画面に有る、というケースも多いので、それは参考になるかなと思います。
ブラックラブラドライトとスペクトロライト、産地以外の違いは?
ブラックラブラドライトとスペクトロライトは、産地以外に違いがあるのでしょうか。
仕入先様からお伺いしたところでは、スペクトロライトとしてフィンランドから仕入れたものも、鑑別するとブラックラブラドライトになることがある、とのことでした。
スペクトロライトはどうやら、製造されるのにブラックラブラドライトよりもかなり長い年月がかけられているようです。
それが原因で、スペクトロライトには「虹色」のラブラドレッセンス(イリデッセンスと呼ばれる)が発生します。
このイリデッセンスが、ラブラドレッセンスのレベルに留まる場合、ユレマ産のものであっても「これはブラックラブラドライトdeath」という鑑別結果になってしまうようです。
ブラックラブラドライトの場合は、青いラブラドレッセンスが浮かぶことが多いので、そのあたりのランクと希少性の違いと考えると良いですね。
実際に手に取った時の肌感覚にも多少違いがあるようです。
ブラックラブラドライトはツルッツルのことが多いですが、スペクトロライトは表面の凹凸が比較的多く、ツルテカ団子のような感じではありません。とても岩石感があって逆におすすめです!
スペクトロライトのイリデッセンスはなかなかカメラに写らない!なんで?
さてこの、スペクトロライトに特有のイリデッセンス、カメラ写りが非常に悪いので、パワーストーンの店主にとって悩みのタネです(;´^_^`)
ラブラドレッセンスだってそれほどうまく写せないのに……
イリデッセンスに至っては、肉眼で虹色でも、カメラ写りはほぼ青……いやむしろ、写ればまだいい……
これにはいくつかの原因があるそうです。
まず1つには、「ビーズと原石では、原石のほうが圧倒的にイリデッセンスがわかりやすい」ということ。
原石を扱われる業者さんは、もちろん希少性が高く高額ですが、イリデッセンスのきれいなスペクトロライトを持っておられます。
商品画像としてネットに掲載されるものも、きれいなイリデッセンスが出ていることが多いですね。
これがビーズ加工されると、見えづらい上に、カメラにはもっと写りにくい!
という結果に。
ほとんど原石ではなくビーズばかり取り扱っている上に、カメラがへたくそな私では到底写らない……
悲しい……(笑)
実はこれ、もう1つコツがあって、天然石はたいてい太陽光のもとで写真を撮るのがきれいに写ると言われているのですが、イリデッセンスの場合は太陽光よりも、電気の光で撮影したほうが、カメラ写りが良いそうです。
スペクトロライトを手に入れた方はぜひ試してみてくださいね。
おすすめ順!スペクトロライトの浄化方法
スペクトロライトの浄化方法は、ブラックラブラドライトと同様です。
ブラックラブラドライトよりもさらに邪気を吸い取る、強力である、と言われますので、ことあるごとに浄化するくらいの気持ちでいるといいかもしれませんね。
スペクトロライトを浄化できる方法を、パワーストーンヒーラーおすすめ順に並べました。
スペクトロライトのおすすめ浄化方法
- 月光浴
- ホワイトセージ
- クリスタルチューナー
- 水晶クラスターorさざれ
- レイキヒーリング
スペクトロライトのNG浄化方法
- 日光浴
- 流水
- 塩浴
スペクトロライトはブラックラブラドライト同様に、カルシウム分が多いので、水や塩には強くありません。
また日光浴で褪色する可能性があるので、長時間日光に晒すのはおすすめではありません。
スペクトロライトの対応チャクラ
-
第0チャクラ(足元)→解説はこちら
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第7チャクラ(頭頂部/サハスラーラ)
第0チャクラ
グラウンディングのためのチャクラ。
地を足につけてしっかりと立つための「黒」のチャクラと言われます。
第7チャクラ
インスピレーションを下ろす頭頂部のチャクラです。
宇宙とつながる虹色のチャクラと言われる第7チャクラは、ブラックラブラドライトよりもさらにスペクトロライトとのご縁が強いと考えられるでしょう。
スペクトロライトには偽物あるの?見分け方は?
スペクトロライトの偽物については、ブラックラブラドライトがまさにそれに該当すると言えるでしょう。
偽物として販売するつもりはないのですが、店主さんが「同じ石だ」と勘違いをしているために、ブラックラブラドライトをスペクトロライトとして販売してしまうケースが多く見受けられます。
元々が同じ石なので、見た目だけで見分けるのは難儀ですが、2つの石の違いについては既に先述しましたので、参考にしてください。
スペクトロライトとおすすめのパワーストーンの組み合わせ
スペクトロライトと組み合わせるのにおすすめのパワーストーンをご紹介します。
ブルームーンストーン(ペリステライト)とスペクトロライトの組み合わせ
- インスピレーションを高めたい時に
- 直感的に相性の合う人を見分ける出会い運のアップ
レインボームーンストーン(ホワイトラブラドライト)とスペクトロライトの組み合わせ
- インスピレーションを高めたい時に
- 第7チャクラを強化したい時に
ガーネットとスペクトロライトの組み合わせ
- 結果を出したい時に
- 仕事運アップ
ラピスラズリとスペクトロライトの組み合わせ
- 魔除けとしての効果が高い
- 自分の進むべき道を見せてくれる
スペクトロライトの産地
フィンランドのユレマ(都市限定)
スペクトロライトの結晶系・比重・硬度
- 結晶系:三斜晶系
- 比重:2.7~2.8
- 硬度:6~6.5
スペクトロライトは高額だけれどそれだけの価値のある石
正直なところスペクトロライトは高額の稀少石です。
スペクトロライトだけで1本のブレスレットを作成した場合、販売価格は必ず2~3万を超えます。グレードや珠のサイズにもよりますが、相場は5~6万円だと思います。
これがブラックラブラドライトであれば、相場~3万円くらい。
※あくまでも概算です。珠のサイズが10mmを超えたら、どちらの石ももっと高くなりますよ~!
スペクトロライトだというだけで金額は倍になると思って良いですが、それでもブラックラブラドライトにはないレインボーのイリデッセンスは、あなたにすてきなインスピレーションをもたらしてくれると思います。
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